- 就労経験がないけど就労移行支援を利用して大丈夫かな?
- 就労経験が少ないけどちゃんと就職できるのかな?
- 利用した人の体験談を知りたい
就労経験が浅い人にオススメの就労移行支援。
しかし利用するにあたり不安な面もあるはずです。
僕は2018年から2年9ヶ月就労移行支援を利用した経験があります。
この記事ではあなたが安心して就労移行支援を利用できるような情報をお届けします。
安心できることで、積極的に就職活動を進めていくこともできるでしょう。
この記事を読むことで、就労移行支援を利用するイメージを固めることができます。
就労経験がなくても就労移行支援を安心して利用できる理由5選

就労移行支援は今まで働いた経験がない人でも安心して利用できる制度です。
次の5つの理由を押さえれば、初めての方でもイメージしやすくなります。
- 働く経験がなくてもゼロから学べるカリキュラムがある
- 自分のペースでステップアップできる
- 働く前に「職場体験」ができる
- 就職活動もプロが伴走してくれる
- 就職後もフォローが続く
働く経験がなくてもゼロから学べるカリキュラムがある

就労移行支援は「社会人としての基礎」から始められます。
挨拶や時間管理、メールの書き方などの就労スキルを一歩ずつ学べるので、職歴ゼロでも安心です。
自分のペースでステップアップできる
いきなりフルタイム勤務を目指すのではなく、まずは週1~2日から練習し、徐々に日数や時間を増やせます。
体調や気分の波がある人でも自分のペースを守れます。
働く前に「職場体験」ができる
実際の企業で職場体験(実習)をさせてもらえる機会があります。
自分に合う仕事かどうかを試せるので、就職してからミスマッチに悩むリスクを減らせます。
就職活動もプロが伴走してくれる
履歴書の書き方や面接練習、企業とのやり取りなども支援員がサポートしてくれます。



「働いたことがないから就活が不安」という人も、マンツーマンで支えてもらえるので大丈夫ですよ。
就職後もフォローが続く
働き始めてから半年〜1年程度、支援員が定期的に職場を訪問し、困りごとを一緒に解決してくれます。
職歴がなくても職場で孤立するリスクを減らせます。
このように働くために必要なスキルや知識を学べて、働き続けるためのサポートを受けられるのが就労移行支援です。
ぜひ積極的に活用しましょう。
就労移行支援とは障害や難病がある人が一般雇用を目指す制度
就労移行支援は障害や難病をもつ人が一般企業への就職を目指すための福祉サービスです。
働くことへの不安を抱える人が、自信をもって社会に出られるようにサポートすることを目的としています。
具体的には、
- パソコン操作
- ビジネスマナー
- コミュニケーション能力の向上
といった職業訓練。
- 履歴書の書き方
- 面接練習
などの就職活動サポート。
そして働き始めた後の職場定着支援まで一貫したサポートが受けられます。
利用期間は原則として2年間で、福祉サービス受給者証があれば利用可能です。
利用料は前年度の収入に応じて自己負担額が決まりますが、多くの場合は無料で利用できます。



就労移行支援を利用する最大のメリットは、専門スタッフの力を借りて病状や障害の特性に配慮した支援を受けられる点です。
就労移行支援は就職活動を一人で進めるのが難しいと感じている人にとって、心強い味方となってくれるでしょう。
就労移行支援は障害や病気によって就職に困難を抱える人が、安心して「働く」という一歩を踏み出すための架け橋となる重要なサービスです。
就労移行支援を選ぶ前に知っておきたいポイント ― 筆者の利用体験から学んだこと


私は20代後半で就労移行支援を利用しました。
それまでの就労経験はA型事業所のみで、「一般雇用に挑戦したい」という思いがありました。
在宅訓練が可能な事業所という条件だけ見て、就職実績や訓練内容を深く確認せずに決めてしまったのが、今振り返ると失敗でした。
訓練内容はタイピング・データ入力・軽作業が中心。履歴書や職務経歴書の添削は大きな助けになりましたが、面接にはなかなか進めませんでした。
企業名を教えてもらえない方針や、実習・求人の機会が少なかったことも影響しました。
最終的に関連企業で「週3日・1日2時間」の短時間業務を半年間しながら、求人が来るのを待たないか提案がありました。
僕は半年間働く提案を受けましたが求人紹介はゼロ。これが事業所の就職実績にカウントされている可能性を感じ、不信感を覚えました。
結果として3年近く利用しても就職にはつながリませんでした。



もっと事前に比較・確認すべきだったと後悔しています。
この経験から学んだ、事業所選びのチェックポイントは以下の通りです。
- 就職実績や就職先企業を必ず確認する(数値だけでなく内容も)
- 訓練内容が自分の希望職種に合っているかチェック
- 企業実習や求人紹介の頻度を聞く
- 面接までのサポート体制や方針を確認する
- 在宅訓練の有無だけで選ばない
就労移行支援は事業所の選び方しだいで結果が大きく変わります。これから利用を考えている方は、僕のような後悔をしないためにも、複数の事業所を見学・比較することをオススメします。
まとめ
就労移行支援を利用する勇気は少しでも湧いていただけたでしょうか?
就労移行支援は1人で就職するのが不安な人が利用すべきサービスです。
僕の体験からも分かるとおり、就職しにくい事業所も存在します。
事業所を選ぶときはしっかり見学して慎重に決めましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました!