- リタリコワークスは就職しやすい就労移行支援事業所なの?
- リタリコワークスの訓練の特徴は?
- 職業訓練と就労移行支援どちらがいいのかな?
就労移行支援を利用するにあたって就職者数などの情報を知らないと後悔します。
この記事では就労移行支援事業所であるリタリコワークスについて徹底解説します。
この記事を読むことで、あなたがリタリコワークスを利用すべきか分かるでしょう。
リタリコワークスの特徴5選

リタリコワークスは2025年6月時点で全国158か所以上の事業所をもつ大手で、利用者数・就職実績ともにトップクラスです。
そんなリタリコワークスの特徴は次の5つです。
- 就職実績の高さ
- オーダーメイド型の支援
- 精神・発達障害に強いノウハウ
- 就職後の定着支援が長い
- 全国展開&地域連携
順番に見ていきましょう。
就職実績の高さ

2024年度時点で累計就職者は1万人以上です。
就職率については明確な表記が見つかりませんが、年間2000名以上が就職という実績から見て、業界平均よりかなり高い成果を出しています。
単なる就職数ではなく「定着率」にも注力しています。
実績がある理由は面接対策・企業開拓・マッチング精度の高さにあります。
企業と利用者双方に丁寧にヒアリングして、ミスマッチを防いでいます。
オーダーメイド型の支援
訓練内容は利用者一人ひとりに合わせてカスタマイズされます。
たとえば「パソコンが苦手なら基礎から」「人間関係が不安ならコミュニケーション練習を重点的に」などです。
担当スタッフが複数人でチームを組み、生活面・就職活動面の両方を支援してくれます。



利用者は安心して訓練・就活できますね。
これは大手だからこそ可能なマンパワーとノウハウの蓄積による強みです。
精神・発達障害に強いノウハウ
利用者の約7割以上が精神障害や発達障害をもっています。
気分の波やコミュニケーション課題に配慮し、通所日数や訓練強度も柔軟に調整してくれます。
就職後の定着支援が長い
一般的には就職後6か月で定着支援が終わる事業所が多い中、リタリコワークスは最長3年間しっかりサポートしてくれるでしょう。



リタリコワークスは就職後も支援が長く、手厚いことが利用者の評価として挙がっています。
リタリコワークスの定着支援では仕事上の悩みや人間関係トラブルがあったときに、第三者として間に入って調整してくれます。
具体的には利用者が職場で「業務量が多すぎる」「体調がすぐれない」など直接言いにくいことも、支援員が本人の意向を企業に伝え、円滑に調整してくれます。
これは職場で孤立しがちな人にとって非常に心強いポイントです。
全国展開&地域連携
2025年6月時点で全国158か所の事業所があり、引っ越しても支援を継続しやすいです。
ハローワークや医療機関、自治体、企業と連携していて、「地域ごとの求人傾向」を知っていたり「採用に前向きな企業情報」をもっていたりします。
リタリコワークスは就職数の多さ・個別対応の手厚さ・就職後の長期サポートが三本柱です。
特に精神障害・発達障害をもつ人への支援実績が豊富で、はじめて就労移行支援を利用する人でも安心してスタートできます。就職するだけではなく「働き続ける」までを見据えた支援が受けられるのが、リタリコワークスの大きな強みです。
リタリコワークスの利用手順


リタリコワークスをはじめとする就労移行支援サービスは、利用までの手順が少し複雑に感じられるかもしれません。
しかし手順をひとつひとつ追っていけば、スムーズに利用開始できます。
リタリコワークスの利用手順をステップバイステップで分かりやすく解説します。リタリコワークスを利用するまでの流れは、以下の7つのステップです。
- サービスに関する情報収集・問い合わせ
- 事業所の見学・体験
- 利用申し込み
- 役所での手続き
- 役所からの「受給者証」交付
- リタリコワークスとの正式契約
- 利用開始
順に見ていきましょう。
1.サービスに関する情報収集・問い合わせ
まずはリタリコワークスがどんなサービスなのか、webサイトやパンフレットなどで情報を集めましょう。
「自分にはどんな支援が必要か」「どんな働き方をしたいか」といった漠然としたイメージでも構いませんので、少しでも興味を持ったら気軽に問い合わせをしてみましょう。
リタリコワークスのwebサイトには問い合わせフォームが設置されています。



各事業所で定期的に開催されている個別相談会に参加すると、気になることを直接スタッフに質問できます。
2.事業所の見学・体験
問い合わせ後、実際に事業所を見学・体験します。
このステップはリタリコワークスの雰囲気を知る上でとても重要です。
見学:事業所の設備や実際にプログラムを受けている利用者の様子を見ることができる
個別面談:専門のスタッフが、あなたの悩みや希望、これまでの経歴などを丁寧にヒアリング
体験:実際にリタリコワークスのプログラムを体験し、「ここでなら頑張れそう」と感じられるか確認
複数の事業所を見学・体験して、自分に合う場所を探すのがオススメです。
3.利用申し込み
見学・体験を経て「ここで支援を受けたい」と決めたら利用申し込みをします。
リタリコワークスの担当者と一緒に利用に必要な書類を作成します。
4.役所での手続き
就労移行支援はあなたの住んでいる市区町村の福祉サービスです。利用するためには役所での手続きが必要です。
リタリコワークスから受け取った書類をもって、住んでいる市区町村の窓口(障害福祉課など)に申請します。
役所の担当者と面談し、現在の生活状況や困りごとについて話します。
その後に相談支援事業所(お住まいの地域によって手続きが異なります)で、あなたに合った支援の計画(サービス等利用計画案)を作成してもらいましょう。



この手続きはリタリコワークスのスタッフがサポートしてくれるので安心してください。
5.役所からの「受給者証」交付
役所での手続きが完了すると”障害福祉サービス受給者証”が交付されます。
受給者証が交付されることで、就労移行支援サービスの利用が可能になります。
6.リタリコワークスとの正式契約
受給者証が交付されたらリタリコワークスと正式な利用契約を結びます。
利用契約では主に次の2つのことをします。
重要事項の説明:サービスの内容や利用料金などについて再度説明を受ける
契約書の締結:契約書にサインする
7.利用開始
契約が完了したらいよいよリタリコワークスのプログラムに参加し、本格的に就職活動の準備を始めます。
専門のスタッフと一緒に、あなたの特性や目標に合わせた個別支援計画を作成しましょう。
計画にもとづいてビジネスマナーやパソコンスキル、面接練習など様々なプログラムに参加できます。
職業訓練と就労移行支援の違い


職業訓練と就労移行支援は、どちらも就職に向けたスキル習得を目的とします。
しかし対象者や支援内容、制度が大きく異なります。
職業訓練は主にハローワーク経由で受講する公共職業訓練や求職者支援訓練があり、失業者や求職中の人を対象にしています。
訓練期間は数か月〜1年程度で、パソコン・簿記・介護・プログラミングなどの専門スキルを集中的に学びます。
費用は原則無料(教材費は自己負担)で、雇用保険受給や職業訓練受講給付金の支給制度があるので金銭面では困りにいくいです。
ただし障害や病気にともなう配慮は基本的になく、自分の体調管理や就職活動は自己責任で進める形です。
一方就労移行支援は、障害や難病のある18〜65歳未満の人を対象とした福祉サービスで、市区町村が発行する受給者証が必要です。
利用者の特性や体調にあわせて通所日数・訓練内容を個別に調整します。
生活面の相談や医療機関との連携、企業とのマッチング、就職後の職場定着支援(最長3年)まで行います。
費用は世帯収入に応じて上限額が決まっており、多くの場合は自己負担0円です。
まとめると、
職業訓練は「短期間で専門スキルを学ぶ教育制度」
就労移行支援は「障害や病気に配慮しつつ、就職から職場定着まで伴走する福祉サービス」
という違いがあります。
リタリコワークスについてのよくある疑問【Q&A】
最後にリタリコワークスについてのよくある疑問5つに答えていきます。
費用はかかる?
多くの方は自己負担0円で利用できます。
世帯収入に応じた月額負担はありますが、上限が設けられているので安心です。
在学・在職(休職中)でも使える?
一定の条件で利用できる可能性があります。
ただし個別に相談が必要です。
在宅利用はできる?
市区町村の条件を満たせば在宅利用可能です。
ただし週1回程度の通所を求められるケースが多いです。
障害者手帳がなくても利用できる?
医師の診断や定期的な通院があれば、障害者手帳がなくても自治体の判断で利用できる場合があります。
どれくらいの期間利用できる?
原則2年間利用できます。
ただし特別な事情があれば期間延長もできます。
まとめ
リタリコワークスの評判や強み、利用手順などをお伝えしました。
初めて就労移行支援を利用する人も、利用するのは2回目という人も、事業所の特徴を知ることであなたが通うべきかどうかが分かります。
リタリコワークスが自分にピッタリと思ったあなたはまずは面談から申し込んでみてくださいね。
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