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チック症・トゥレット症でも仕事が長く続く方法|チック歴30年の当事者が実践する働き方

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チック症やトゥレット症を抱えながら働いていると、「この仕事、続けられるだろうか」と不安になることがあると思います。

周囲の視線が気になったり、症状を抑えようとしたりして人一倍疲れることもあるでしょう。

はる

僕もチック症を抱えながら就労移行支援での訓練を積み重ねている最中で、Webライターとしての就職を目指して試行錯誤しています。

この記事では周囲との付き合い方から、職場で症状が出たときの対処法、そして「仕事辞めたい」と感じたときの向き合い方まで、当事者だからこそ分かる工夫を具体的にお伝えします。

この記事を読めば症状に振り回されず、自分なりのペースで仕事を続けていくためのヒントが見つかります。

目次

チック症の人が仕事を長続きさせる方法

チック症がある人は症状のせいで相手から勘違いされて、人間関係のトラブルに巻き込まれやすいです。

トラブルがあると仕事にも行きたくなくなってきますよね。

ここではチック症の人が仕事を長続きさせるための方法を、僕が実際に工夫していることをふまえてお伝えします。

周囲への誠実な事前説明で誤解を防ぐ

チックに対して周囲から心無い言葉を言われる理由の多くは、周囲がチックについて”無知”だからです。

はる

人はよく分からない得体の知れないものに対して、警戒心や戸惑いから攻撃的になってしまうことがあります。

実際に僕が高校生の頃、クラスメイトは僕のチックの症状について何も知りませんでした。

チックが出る僕に対して「変な動きをしている」と誤解し、陰口やからかいへと繋がってしまいました。

これは大人の職場でも同じで、周囲がどう接していいか分からない状態だと、ギスギスした空気が生まれやすくなります。

だからこそあらかじめ仕事で関わる人に、チックの症状が出ることを説明しておくことが大切です。

どんな動きや声が出るか、例を出して説明すると分かりやすいです。

伝えるときのコツは笑顔を心がけ、「もし気になることがあればすみません」という誠実な姿勢を見せること。

正しい情報とあなたの真摯な姿勢が伝われば、周囲が抱く得体の知れない不安はなくなり、誤解による悪口やトラブルを未然に防ぐことができます。

万が一の心ない声はスルースキルで受け流す

どれだけこちらが誠実に事前説明をしていても、世の中にはどうしても理解してくれない人や、心ない言葉を投げかけてくる人が一定数います。

分かり合えない人に出会ってしまったときは、自分の心を守るために”スルースキル(受け流す技術)”を身につけることが、仕事を長続きさせる最大の防衛策になります。

具体的には、次の2つのステップを意識してみてください。

ステップ1:心の中で「またこれか」と定番化する
心ない言葉を言われたとき、「どうしてそんな酷いことを言うんだろう…」と真正面から受け止めてしまうと、心がボロボロになってしまいます。
そんなときは、心の中で「またこれか。いつものことだな。」と呟いてみてください。
悪口を大事件として捉えるのではなく、まるで「あ、また雨が降ってきたな」という日常のノイズのように処理しましょう。
相手の言葉に真面目に向き合わず冷めた目で受け流すことで、その瞬間の心のダメージを抑えることができます。

ステップ2:自宅を「完全な安全基地」にしてデトックスする
職場で受け流したノイズは、家に持ち込まないことが鉄則です。
僕の場合、家に帰ったら大好きな読書やアニメ鑑賞に没頭して自分の世界を楽しんだり、妻に「今日こんな嫌なことがあったんだよね」と話を聞いてもらったりしています。
信頼できる人に気持ちを吐き出し、自分の好きなことで頭をいっぱいにすれば、日中受けた嫌な気持ちは消えていきます。

職場では「またこれか」と割り切り、プライベートでしっかり回復する。

このオンとオフの切り替えこそが、チック症を抱えながらも職場に長く居続けるための最強の盾です。

職場でチックの症状が出たときの対処法

チックの症状はどんなに気をつけていても完全には抑えきれません。

職場で症状が出ると周りの反応が気になって、余計疲れてしまいます。

ここではチックが出た瞬間に実践できる対処法を3つ紹介します。それぞれ僕が実際にやってみて効果が実感できたものをお伝えします。

対処法1:ハビットリバーサル(チック置き換え法)を試す

ハビットリバーサルとは、前駆衝動(チックが出る前のムズムズした感覚)に気づき、チックの動きを打ち消すような動きに置き換えるトレーニング法です。本来は専門家の指導のもとで行うものですが、僕は本や記事でこの方法を知り、自己流で試してみました。

僕の場合、「クサッ」という音声チックが出そうになった瞬間、代わりに意味のない「ウッ」という声を出して置き換えました。

置き換え行動により、あくまで僕個人の体感ですが、「クサッ」と言ってしまう症状が和らぐ感覚がありました。

完全に消えるわけではありませんが、自分でコントロールできる部分があると感じられたことで、訓練中にチックが出そうという緊張を多少減らせました。

ただしこれは医学的な治療法の解説ではなく、専門家の指導を受けずに自己流で試した一個人の体験談です。本格的にやってみたい方は、詳しい心理士・医師に相談しながら練習する方が効果を実感しやすいはずです。まずは主治医にハビットリバーサルに対応できる施設を紹介してもらえないか尋ねてみましょう。

対処法2:小休憩を挟む

チックはストレスや疲労で悪化する傾向があります。

参考:MSDマニュアル家庭版(小児と青年におけるトゥレット症候群とその他のチック症

僕は就労移行支援の訓練中に「今日はチックがよく出るな」と感じたとき、無理に我慢せずトイレ休憩に行って少し体を動かすようにしています。

周囲には特に説明をしなくても、2、3分その場を離れるだけで気持ちがリセットされ、症状が落ち着きやすくなる感覚がありました。

離席しづらいと感じる職場もあると思いますが、短時間でも1人になれる時間を意識的につくることがオススメです。

対処法3:深呼吸する

チックは緊張することでも悪化する傾向があります。

緊張しているときは呼吸が浅く速くなりがちなので、僕は深呼吸で気持ちを落ち着けることを試してみました。するとチックを出したい衝動が収まる実感がありました。

はる

デスクに座ったままでも目立たずにできるのが利点です。

道具も場所も選ばないため、職場のどんな場面でもすぐに試せる対処法です。

チック症のせいでもし仕事を辞めたくなったときの対処法

職場でチックを長時間抑えた疲れや症状自体からくる疲れで、働くのが辛くなることがあると思います。

そんなときは1人で抱え込まず、信頼できる人に今の状況や気持ちを話してみてください。
無理に頑張り続けると、心身の負担がどんどん積み重なってしまいます。

「辞めたい」「休みたい」と感じるのは決して甘えではなく、頑張ってきた証拠でもあります。話すことで気持ちが整理されたり、「休んでもいい」「辞めても大丈夫」という選択肢を安心して選べるようになったりします。

大事なのは辞める・続けるのどちらを選ぶにしても、1人で抱え込んで判断しないことです。

相談先は例えば以下のような人です。

  • 会社の産業医や上司
  • 昔からの友人など、気心の知れた人
  • 主治医
  • 就労移行支援事業所など福祉施設の担当者

誰かに話すという小さな一歩が、次の働き方を考えるきっかけになります。

まとめ

チック症・トゥレット症があっても工夫次第で、仕事を長く続けられます。

周囲への誠実な事前説明とスルースキルで人間関係のストレスを減らし、ハビットリバーサルや小休憩、深呼吸で症状が出た瞬間をやり過ごす。

それでも辛くなったときは、1人で抱え込まず信頼できる人に相談することが何より大切です。

はる

完璧に症状をコントロールしようとせず、”うまく付き合っていく”という視点をもつことが、長く働き続けるための1番の近道だと感じています。

焦らず自分に合ったペースで進んでいきましょう。

どんな選択をするにしても、あなたの頑張りは無駄になりません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

はる
ブロガー/webライター

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